支部長挨拶

 (社)日本水環境学会関西支部の皆様、藤井滋穂前支部長を引き継いで、平成23年度および24年度(第27期および28期)の支部長を務めさせていただくことになりましたので、御挨拶申し上げます。

 私が関西支部の活動に実質的に関わらせていただいたのは、平成7年の阪神淡路大震災に際して支部で特別研究委員会「阪神・淡路大震災による水環境への影響と対策」を組織されたとき、委員会運営の目的のために幹事を拝命したことが契機であったと、おぼろげながら記憶しています。特別委員会の活動が終了した後も幹事、理事としては支部活動に関わってきましたが、機関紙『かんすい』の編集を比較的長く担当させていただいた以外は目立ったこともせず、会合もよく抜けさせていただくような、いい加減なことをやって参りましたので、今回、支部長という責任ある役を仰せつかるのは、面映ゆい限りです。ただ、東日本大震災の起こった今年に支部長を拝命することは、阪神淡路大震災をきかっけに支部に足を踏み入れた私にとって、ある種の巡り合わせを感じさせるものであり、再び関西支部でちゃんと何かをしなさいという啓示なのかもしれないと、心のどこかで妙な納得もしています。たよりない支部長かと思いますが、心を新たにして支部活動に取り組んで参りたいと思いますので、宜しくお願いたいします。

 支部の活動は、基本的には従来通りの行事や各部会レベルの活動を継続していく方針ですが、その各々について「やらねばならない事」というのではなく、「やってもいい事」と位置付けて取り組んでいければと考えています。私自身もそうですが、ただでさえ忙しく、可処分時間など確保し辛い時代となってきており、活動を支えていただいている幹事や会員の皆様も、義務として「やらねばならない事」が降ってくると益々疲弊してしまいます。逆に、何か「やりたい事」があれば、それを妨げることなく、「やってもいい事」にして実行していけば、気分もよく、活動が活性化していくのではとの発想です。例年の行事・活動に加えてやってみてはと思われること、例年行事・活動でも何か別なやり方をしてみようということがあれば、ぜひお知らせください。おそらく、"やっていいですよ"と二つ返事で申し上げるものと思います。「やってはいけない事」もできる限り少なくして、自由な発想で活動に新しい工夫をしていければとも考えています。そうした中で、現在行っている活動のうち、必ずしも「やらなくてもいい事」も見えてきて、余裕ができてくれば、忙しすぎる時代にも負けない、いつも元気な支部になるのではと期待しています。また、それが震災復興にも何らかの形で貢献することに繋がっていくことも祈念しています。

 このような勝手なことを申し上げられるのも、田口寛(京都府保健環境研究所)、長谷川進(㈱神鋼環境ソリューション)、駒井幸雄(大阪工業大学)の三副支部長に私の至らぬ考えを補っていただき、新矢将尚幹事長(大阪市立環境科学研究所)を始めとする幹事の皆様に滞りなく実務を進めていただけるという安心感からであり、予め御礼申し上げておきたいと思います。同様に、私にとって支部会員の皆様は、至らぬところを御指摘、御意見いただき、行事・活動に参加して盛り上げ、動かしていただけるサポーターであり、御指導、御鞭撻、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

大阪大学大学院  池 道彦

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